副業リスキリング講座で学ぶ時間管理スキル
本当に大切なことを大切にする技術
「副業に興味はあるけど、時間の使い方をきちんと管理できる自信がない…」。そんな不安から一歩を踏み出せずにいる方は少なくありません。時間管理は生まれつき得意な人だけができる特別な才能ではなく、誰でも少しずつ身につけていける技術です。むしろ時間管理が苦手だった自分からスタートして副業を続けている人のほうが多いくらいです。ここでは副業リスキリング講座で学ぶ時間管理スキルとして、無理なく取り入れられる時間の使い方の考え方をご紹介します。

全部きちんとやらなきゃと思わなくて大丈夫
副業を始めたい、リスキリングで新しい選択肢を持ちたいと思っても、日々の忙しさに追われて何から手をつければいいか分からなくなることはありませんか?「頑張っているのに、なかなか前に進んでいる感じがしない」「やりたいことは決まっているのに時間がなくて後回しになってしまう」——実はそうした悩みの多くは、能力ややる気の問題ではなく、時間の使い方に原因があります。
世界的ベストセラー『7つの習慣』の中で紹介されている時間管理のマトリクスは、そんな悩みを解決するヒントになる考え方です。第3の習慣「最優先事項を優先する」の土台となるこの考え方を知っているかどうかで、日々のタスクへの向き合い方も、副業への近づき方も大きく変わってきます。この記事では会社員を続けながら副業を始めたい方に向けて、4つの領域それぞれの特徴と日々の時間をどう配分すればいいかを具体例を交えながら分かりやすく解説していきます。
時間管理のマトリクスとは

『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー博士は、私たちの日々の行動を「緊急度」と「重要度」という2つの軸で4 つの領域に分類しました。これが「時間管理のマトリクス」です。
忙しく働いていても、実はやるべきことの多くが「緊急だけど、実はそれほど重要ではない」ことだったり、逆に本当に大切なことを後回しにしてしまっていたりします。特にこれから副業に挑戦したい人にとって、自分が普段どの領域に時間を使っているのかを知ることが、行動を変える第一歩になります。
4つの領域を一覧にすると、次のようになります。
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第一領域:緊急×重要(締切対応、トラブル対応など)
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第二領域:緊急ではないが重要(学び、準備、人間関係、健康など)
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第三領域:緊急×重要ではない(不要な電話、目的のない会議など)
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第四領域:緊急でもなく重要でもない(なんとなくのSNS巡回など)
それでは第一領域から、それぞれの領域を詳しく見ていきましょう。
第一領域:緊急かつ重要(必須の領域)
第一領域は「緊急かつ重要」なことです。仕事で言えば、締切が迫った提案書の作成、取引先からのクレーム対応、突然のトラブル対応、体調不良での急な通院などがここに入ります。会社員として働いていると、毎日がこの第一領域の対応に追われている、という人も多いのではないでしょうか。
もちろんこの領域の対応そのものは避けられません。ただしここにばかり時間を使っていると、常に対応に追われる状態が続き、いつまで経っても副業に向き合うための時間が取れなくなってしまいます。副業を目指す人ほど、まずは「自分が今、第一領域にどれだけ時間を奪われているか」を客観的に把握することが大切です。

第二領域:緊急ではないが重要(価値の領域)
第二領域は「緊急ではないけど重要」なことです。将来のためのスキルアップやリスキリングの学習時間、信頼できる人間関係づくり、健康管理、そして副業に向けた準備や計画づくりなどが、まさにこの領域にあたります。
コヴィー博士は、この第二領域にどれだけ時間を投資できるかが人生の質を左右すると説いています。緊急ではないからこそ、意識して時間を確保しなければいつまでも後回しになってしまう領域でもあります。「いつか副業を始めたい」「いつかリスキリングを始めたい」と思いながら日々の忙しさに埋もれてしまうのは、まさにこの第二領域に時間を割けていないサインです。
第二領域の時間を増やすには、次の3つを意識してみてください。
1つ目は「先に予定として確保すること」。学習時間や準備の時間を隙間時間ではなく、あらかじめカレンダーに予定として組み込みます。
2つ目は「小さく始めること」。いきなり大きな時間を確保しようとせず、まずは週に1 時間からでも継続できる形にします。
3つ目は「一人で抱え込まないこと」。セミナーやコミュニティなど、学びの環境に身を置くことで第二領域の時間が自然と確保しやすくなります。
いつかではなく今週から、副業のための学びの時間をスケジュールに組み込むこと。それが副業を続けていくための一番の近道になります。

第三領域:緊急だが重要ではない(錯覚の領域)
第三領域は「緊急に見えるけれど、実はそれほど重要ではない」ことです。突然の電話対応、目的のはっきりしないメールへの返信、意味の薄い会議への参加、他人のペースに合わせたSNSの通知対応などが当てはまります。
この領域の厄介なところは「緊急」という見た目に惑わされて、つい優先してしまいがちなことです。本当に大切な第二領域の時間を確保するためには、この第三領域のタスクを人に任せたり、思い切って手放したり、対応する頻度やタイミングを自分で決め直したりする勇気も必要になります。

第四領域:緊急でも重要でもない(浪費の領域)
第四領域は「緊急でも重要でもない」ことです。目的のない動画視聴やSNS巡回、だらだらとした時間の過ごし方、なんとなく続けている習慣などがここに含まれます。
もちろん息抜きやリラックスの時間は心身の健康のためにも必要です。ただ気づけば何時間も第四領域に時間を使ってしまっていた、という経験がある人も多いはずです。この領域の時間を少しずつ見直し、第二領域に振り替えていくことが時間管理マトリクスを日常で活用する上での大きなポイントです。

副業に役立つ時間管理スキル
たとえば平日は会社の仕事に追われ(第一領域)、帰宅後はつい溜まったメールの返信やSNSのチェックに時間を使い(第三領域・第四領域)、気づけば副業のために勉強しようと思っていた時間がなくなっていた——。これは決して珍しいケースではありません。
多くの方が真面目に日々のタスクをこなしているからこそ、第一領域と第三領域に時間を取られやすくなります。大切なのは「頑張る量」を増やすことではなく「何にその頑張りを使うか」を見直すことです。第二領域に少しでも時間を振り分けられるようになると、日々の忙しさの中にも未来につながっているという手応えが生まれてきます。
『7つの習慣』では、第1の習慣として「主体的である」ことの大切さが語られています。日々の忙しさに流されて第一領域や第三領域に時間を使い続けるのか、それとも自分の意思で第二領域に時間を振り分けるのか——その選択権はいつも自分自身にあります。
時間がないから副業は無理、ではなく時間の使い方を選び直せば副業 のための時間はつくれる。この視点の転換こそが時間管理のマトリクスが教えてくれる一番のメッセージです。

副業リスキリング講座で学ぶ時間管理スキル
4つの領域を振り返ってみると、多くの人が第一領域と第三領域の対応に追われ、第二領域である未来への投資に十分な時間を使えていないことに気づくのではないでしょうか。副業のためのリスキリングは、まさにこの第二領域そのものです。緊急ではないからこそ後回しにされがちですが、だからこそ今この瞬間から少しずつ時間を確保していくことが数年後の収入や選択肢を大きく変えていきます。
まずは1日の終わりに、今日使った時間がどの領域に当てはまるかを振り返ってみることから始めてみましょう。小さな気づきの積み重ねが、副業リスキリング講座で学ぶ時間管理スキルを身につけ、そして日々の生活そのものを変えていく第一歩になります。

